鈴木良太
2020年12月9日1 分
僕は大人だ。
アソコの毛も生えているし、お酒ももちろん飲める。
だけど、飛行機の中でお酒を飲んだことは二回しかない。
学生の頃、友人と行った海外旅行だけだ。
それ以外で飲んだことはない。
飛行機になるときはそれなりに緊張感を持って搭乗している。
チケットをかざすときや、手荷物を下ろすときに、僕がヘマをすることで周りの方にお待たせしてしまうことが嫌だからである。
手荷物の量が多いほど、落としてしまったりする。
チケットの場合、チケットをポケットに入れていて、くしゃくしゃになっていることが多い。
ただでさえ、気を抜けば、ご迷惑をかけてしまう。
そんな状況でお酒を飲むなど、僕には考えられない事態だ。
お酒を飲んでいる方々を批判しているわけではない。
その方々には、お酒を飲めるだけの余裕があるということなのだから。
旅行を楽しんでいるということなのだろう。
僕も旅行は楽しんでいるが、あまり遊びとして捉えてはいない。
僕にとっての社会見学だからだ。
帰るまでは気を抜かない。
それが僕のモットーだ。
みんな飛行機だけではなく、新幹線でもビールを飲んでいる。
実は僕もいつかそんな気を抜いた旅をしてみたいと夢見ている。