年上の方とデートのはず。
- 鈴木良太
- 2020年6月21日
- 読了時間: 2分
久々に年上の方との約束が入った。
年上の方との外食は久しぶりなので心踊った。
僕があまり行ったことがない外食先は焼肉店。
家があまり経済的によろしくなかったのか、家族で焼肉を食べに行ったことがなかった。
学生の頃に初めて同級生の子と行っていろいろ衝撃を受けた。
種類の多さ。
部位の名前の複雑さ。
「ミノって何?ハチノスってなんなの?」
って同級生の子に言うたびに、
「お前、そんなことも知らんの?」
って言われていた気がする。
ってなわけで焼肉を食べに行った。
食べ放題だけど、ほんとに美味しいお肉を使っているお店で二時間食べまくった。
パフェやサラダ、サイドメニューも食べ放題プランに入っており、僕は二、三日分の食事を取っているかのように腹の中に入れまくった。
僕がいっぱい食べる様子を見て、年上の方は喜んでくれたようだ。
年上の方に喜んでもらうために僕は生まれてきたと思っている。
焼肉を食べた後は、ちょっとカフェ。
お酒とガッツリした食事の後にコーヒーを飲むのが僕は好き。
チェーン店のコーヒー屋さんに入り、ブレイクタイム。
焼肉屋とは違う会話の質が楽しめる。
お洒落な感じ。
ちょっと夜も更けてきたので、洒落たバーに行くことになった。
大人っぽいワインバーのお店だった。
美味しいワインを二人で飲み、とても優雅な気持ち。
周りのお客さんのダンディーなおじさんもとても気になる。
隣に座りたい。
でもダメ。
今日は大切なゲスト様がいらっしゃるではないか。
すると、ゲスト様は驚くべき行動に。
知り合いの20代の若い子を二人も呼んだのだ。
嫉妬ブタである僕は驚いた。
僕が一番可愛がって欲しいのに。
だが、僕は紳士な行動に。
若者二人に心にもないほど優しく振る舞った。
お酒もご馳走した。
見返り何もないのに。
一番好みなダンディーなおじ様が帰るようで、僕はお持ち帰りされたかった。
ダメダメ。
ゲスト様と若者がいらっしゃる。
帰宅後、メールで楽しかったと返事が来て、これは社交辞令じゃないなって手応えを感じた。
年上の方にモテた自粛後、初の外食。
楽しかった。
みんな女性だったけど。
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