鈴木良太

2020年11月28日1 分

いちいち腹が立つこと。その①。

今日はたぶん池内さんがうちの職場に来る日。

絡まれないうちに逃げよう。

あっ。

池内さんだ。

逃げろー!!

ってあれ?

「よお!!豊橋!!忘年会、美味しい中華の店予約しといたからな。うまいぞ。」

「池内さん。ホントですか?楽しみにしてますよ。」

二人は楽しそうにしている。

いや。

それでいいんだ。

僕は関係ない。

元々仕事でも関わりがあるわけじゃない。

この場から去ろう。

「おっ。鈴木。いたのか。」

「いました。さよなら〜。」

なに?

あの池内さんの態度?

いつもだったら、

「鈴木〜!!愛してるぞ〜!!」

とか言って、抱きついてくるのに、あのしけた態度。

じゃあ僕、無理して忘年会出る必要なくね?

僕、何、怒ってるんだ。

池内さんに相手にされてないから?

それともこれは向こうの作戦?

えっ。

じゃあ次の忘年会で僕を本気で食べようとしている!?

僕の妄想がまた痛い方向に。

もうっ。

僕のイライラはどうしたらいいんだー!!

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