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  • 執筆者の写真鈴木良太

いちいち腹が立つこと。その①。

今日はたぶん池内さんがうちの職場に来る日。



絡まれないうちに逃げよう。



あっ。



池内さんだ。



逃げろー!!



ってあれ?



「よお!!豊橋!!忘年会、美味しい中華の店予約しといたからな。うまいぞ。」



「池内さん。ホントですか?楽しみにしてますよ。」



二人は楽しそうにしている。



いや。



それでいいんだ。



僕は関係ない。



元々仕事でも関わりがあるわけじゃない。



この場から去ろう。



「おっ。鈴木。いたのか。」



「いました。さよなら〜。」



なに?



あの池内さんの態度?



いつもだったら、



「鈴木〜!!愛してるぞ〜!!」



とか言って、抱きついてくるのに、あのしけた態度。



じゃあ僕、無理して忘年会出る必要なくね?



僕、何、怒ってるんだ。



池内さんに相手にされてないから?



それともこれは向こうの作戦?



えっ。



じゃあ次の忘年会で僕を本気で食べようとしている!?



僕の妄想がまた痛い方向に。



もうっ。



僕のイライラはどうしたらいいんだー!!








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