鈴木良太

2020年8月28日1 分

誘われるのはおじさんばかりなのだが。

取引先で仲良くしている「冴木さん」からまたもや飲みの誘いが入った。

「冴木さん」は50歳でいい感じのお腹で出ている大阪のおっちゃんって感じ。

僕は調子にのると、冴木さんのことを「おっちゃんおっちゃん」と言う。

そう言うと、冴木さんが喜んでいるのがわかるからである。

でも、冴木さんが僕のことをそういう目でみている可能性は10%くらい。

この前、冴木さんとスナックに行ったとき、そのお店の女性に惚れた話を延々と聞かされたからだ。

僕は面白くなかった。

だって、僕は冴木さんを性的対象にみているのだから。

そして、一番飲みに誘ってくるのが、「池内さん」。

「おまえ、俺のLINEのおまえの予定入れて来い!!飲みに行くぞ!!」

「いや。コロナですよ?濃厚接触ダメです。」

ギュッ。(池内さんのハグ。)

「何がコロナやねん!!行くぞ!!」

僕の知り合いの中では断トツで積極的。

男らしい。

池内さんのそういうところはホント好きなんだけど。

二人っきりじゃないからめんどくさい!!

いちいち接待を混ぜ込んでくる!!

以前もてっきり池内さんと二人で飲むのかと思ったら、大きな会社の取引の方も呼んで、僕がいる意味ある?

って感じになった。

冴木さんも池内さんも誘ってくれるのは嬉しいんだけど、僕は少し寂しい。

やっぱゲイの年上の人に誘ってもらう方がいいな。

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