取引先で仲良くしている「冴木さん」からまたもや飲みの誘いが入った。
「冴木さん」は50歳でいい感じのお腹で出ている大阪のおっちゃんって感じ。
僕は調子にのると、冴木さんのことを「おっちゃんおっちゃん」と言う。
そう言うと、冴木さんが喜んでいるのがわかるからである。
でも、冴木さんが僕のことをそういう目でみている可能性は10%くらい。
この前、冴木さんとスナックに行ったとき、そのお店の女性に惚れた話を延々と聞かされたからだ。
僕は面白くなかった。
だって、僕は冴木さんを性的対象にみているのだから。
そして、一番飲みに誘ってくるのが、「池内さん」。
「おまえ、俺のLINEのおまえの予定入れて来い!!飲みに行くぞ!!」
「いや。コロナですよ?濃厚接触ダメです。」
ギュッ。(池内さんのハグ。)
「何がコロナやねん!!行くぞ!!」
僕の知り合いの中では断トツで積極的。
男らしい。
池内さんのそういうところはホント好きなんだけど。
二人っきりじゃないからめんどくさい!!
いちいち接待を混ぜ込んでくる!!
以前もてっきり池内さんと二人で飲むのかと思ったら、大きな会社の取引の方も呼んで、僕がいる意味ある?
って感じになった。
冴木さんも池内さんも誘ってくれるのは嬉しいんだけど、僕は少し寂しい。
やっぱゲイの年上の人に誘ってもらう方がいいな。