「すーちゃん。『鬼滅の映画』観てきたよ。」
「えっ。『鬼滅の刃』そんなに好きやったっけ?山本さん。」
「いや普通やってんけど、映画は泣いてしまったわ。」
は?
今更?
一年以上前から、僕が「鬼滅の刃」面白いって言ってたのに。
そのときは全然反応しなかったくせに、今更?
でも、正直問題は「鬼滅の刃」ではない。
「誰と行ったか?」だ。
僕が知る限り、山本さんの性格上、一人で映画観に観に行くとは思えない。
自分でも言っていた。
「映画館に行ってまで、映画は観ない。」と。
それが今回、観に行っているということは、男か女の影がするということだ。
たぶん、彼女と行ったのだろう。
だけど、もし、山本さんが年下好きで若い男の子が好きだったら、なぜか嫉妬が倍増する。
「僕とのことは遊びだったのか!!(始まってもいない。)」
はあ〜。
今年は山本さんと全然進展しなかったな。
途中くらいまではお腹触ったり、スキンシップも多かったけど、今は腹立つ気持ちの方が強い。
年賀状書いたけど、書かなきゃ良かったと少し後悔してしまう。
とりあえず、山本ほっといて新たな出会いを祈る。(はず。とかいって、また山本、山本言う。)