僕のことを見透かしているのか?
- 鈴木良太
- 2020年8月20日
- 読了時間: 1分
昨日、話していたおじさんは、なんと山本さんの隣町に住んでいた。
だから、僕は妙に嬉しくなった。
また、仕事に復帰し始めた山本さんと話す会話が増えるからだ。
「すーちゃん。お疲れ!!」
「あっ。山本さん!!僕、昨日、山本さんの住んでるところの隣町に行ってたんだよ!!」
「えっ。なんで?」
「えっ。」
僕は想定外の質問に戸惑った。
普通に考えたら、当たり前の質問のように思える。
僕はすごく動揺してしまった。
だって、会ったおじさんとあんなことやこんなことをしていたんだから。
「し、知り合いとご飯食べてただけだよ。」
「ふ〜ん。」
なぜか、山本さんはジッと僕の目を見ていた。
僕が動揺していたことを気づかれたのかもしれない。
何か、やましいことでもしてたのかって思われたのかも。
って、別に僕と山本さんは付き合っているわけじゃないから、僕が何したってイイはずなのだ。
でも、なんか僕はすごく恥ずかしい。
バレているような気がするから。
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