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  • 執筆者の写真鈴木良太

普通のスナックだよな?

モテない僕が久しぶりにおじさんから誘われた。



仕事先のお客さんだ。



50歳くらいでいい感じにお腹が出ている「冴木さん」。



なぜか、僕を気に入ってくれている。



今日は、「冴木さん」の馴染みのスナックに行く約束をしていた。



普通のスナックには何回か行っているが、ノリを気をつけなければっといつも心掛けている。



ゲイバーもスナックだから、それと同じ気持ちでいてはまずいからだ。



おじさんをみる目が性的だとバレてしまうのでないかと恐れている。



冴木さんも性的な対象だ。



いつもなぜか下ネタばかりしてくるので、僕に気があるのではないかと疑惑を抱いていたのだ。



ここのスナックで冴木さんと話した結果、スナックのお客さんの女性に惚れているとのことだった。



それを聞いても、僕にしてくれる優しさからまだ僕に気があるのでは?と僕の頭の中はずいぶん都合がいい。



僕と冴木さんが飲んでいたら、10人くらい体育会系の集団が入ってきて、お店の中は、女性2人と男性13人になってしまった。



僕にはもはやゲイバーにしか感じなかった。



やたら、体育会系の子たちが僕に絡んでくるので、そっちなの?



っとそればっかり考えていた。



すると、常連である60歳近いおじさんが僕の隣に座った。



一緒に来ている冴木さんがカラオケに夢中になっているときに、隣のおじさんと自己紹介し合った。



いろんな外国の話をして、盛り上がる僕と隣のおじさん。



少しつまらなさそうにしている冴木さん。



「鈴木君。話してばっかいやんと、カラオケ歌い〜や。」



僕には冴木さんが嫉妬しているようにみえた。



でも隣のおじさんと会話に夢中だし、なぜかお菓子とかくれたし、何と言うか僕が行くおじさんがよくいるゲイバーそのものだった。



冴木さんが突然、「鈴木君!!帰ろう!!」とおっしゃったので、僕はそのまま帰ることに。



隣のおじさんは僕と強く手を繋ぎ、



「いい出会いがあってよかった。鈴木君。また次もよろしくね。」



と言われた。



スナックだよな?



ゲイバーじゃないよな?





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