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  • 執筆者の写真鈴木良太

なぜ僕の年齢をそこまで知りたいのか?

僕は30歳を過ぎてから年齢を聞かれることに不快に感じていた。



若く見えると言われても、老けて見えると言われても、どちらでも不快に感じることに気付いたからだ。



僕は若かろうが、そうでなかろうが年齢と人間の価値は違うと考えている。



僕は年上が好きな傾向が強いというだけで、老けている人が好きなわけではない。



体つきや、しっかりとした物の考え方、尊敬できる人であれば、年下でも惚れることは間違いない。



だから最近、ちょっとめんどくさいことがあった。



バイト先でのことだ。



バイト先の納品業者、通称トラックドライバーの方のお話。(またトラックドライバーかよ。)



飲食関係のバイトなので、食料品を運んでくるお兄さん。



半年ほど前から新しい30代くらいのお兄さんが来るようになった。



いつも元気に挨拶を交わす仲で、僕ととても良好な関係を築いていたと思っていた。



最近、お兄さんからオススメの漫画があると言って、漫画をいきなり持ってきてくれて貸してくれた。



また次の日はオススメのアニメがあると言って、DVDを持ってきてくれた。



僕に対して好意(性的ではない)を抱いていてくれるのはすごく嬉しかった。



僕もバイト先ではただのバイトなのだが、それでも仕事上円滑な人間関係を築くためにこういったコミュニケーションも必要なんだなって理解していた。



そんなある日。



僕は貸してもらっていた漫画やアニメのDVDを全部見れたので、お礼を言って仕事中にお返しした。



僕の中ではこんなことまでしてもらったので、遠くに出かけた際にはお兄さんにお土産を思っていた。



トラックドライバーのお兄さんと漫画やアニメの感想で盛り上がり、仕事をほったらかすほど盛り上がってしまった。



お兄さんが帰る間際、



「それで、鈴木さん。いったい何歳なんですか?」



僕は聞かれたくないことを聞かれ、数秒真顔になった。



「忘れちゃいました。」



「なんでですか〜。教えてくださいよ〜。」



「じゃあ秘密ということで。」



「なんで女性じゃないのに秘密にするんですか〜。ヤロー同士じゃないですか〜。」



じゃあなんで野郎の年齢にそんなに興味あるんだろう?



そんな感じで僕の年齢をはぐらかしまくると、



「もうわかりました。鈴木さん。この恨みは必ず。」



なんでそうなるの。



この件があって以来、どことなくこのトラックドライバーさんの元気があんまりなくなった。



だって、教えたくないんだもん。



えっ。



僕が悪いの?



あー。






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